ふだん、私は個人事業主として活動しているわけですが、この時期になるとやってくる〜♪恐怖の確定申告。。なんと!今年はコロナウィルスの影響で、いつもの3月半ば〜4月の半ばまで、提出期限が延期されました!パチパチ〜笑
まぁ、期限が伸びても、結局時間ギリギリになってヒーヒー言うまでやろうとしない、このズボラな性格なんで、結局時間ギリギリになるとは思いますが笑
ということで、今回はフリーランサー歴7年目の私が、確定申告をする上でやっておくと、超〜楽だよ!という便利技をいくつか紹介していきたいと思います!
レッツ!チェケら!!
目次
確定申告の基礎知識(やることをざっくりと)
ということで、確定申告今回が初めてだよ〜という方と、または、これから個人事業主を始めようと思っている方へ向けて、確定申告についてざっくりとどういうものか?というところを紹介しておきます。
確定申告でやることを超〜簡単にまとめると、
売り上げー経費=収益
を計上することです。
私の場合でいうと、売り上げはほとんどが銀行に振り込まれるので、銀行の数字を追っていけば正確な売り上げは計算できます。(現金決済をしている方に関しては、別途現金での売り上げも追っていく必要があります。)
あとは、経費の計算。よく、確定申告時期になると、「レシートの山が〜」と言っているフリーランサーの方をよく見かけませんか?
これって、確定申告時のあるあるなのです。
私の場合、事業用の経費として使ったレシートは別に分けておいて、1ヶ月に一回、会計ソフトに打ち込んで、台紙にペタペタと貼り付けてますが、
このレシートをずっと放っておくと、山盛りになって、確定申告前に「うぁぁぁーーーーー!!」とかなったりするんですね笑
まぁ、今はネットのサービスや、ネットで物を経費で購入することも多いので、その場合はショッピングサイトから別途請求書をダウンロードしたりして、経費としての証明を残しておく、ということですね。
つまりは、この「売り上げ」と「経費」を計算して、最後売り上げー経費を計算し、残った収益までを申告していくわけです。
そして、この収益によって、所得税や住民税なんかが決まってくるわけですね。
青色申告するなら会計ソフトはマスト
で、ここまで聴くとけっこう簡単に思えるじゃないですか。
普通に、自分で手計算でも、人によってはできるよ〜と。
しかし、そんな甘いものでもないんですね、これが・・・。
で、まず個人事業主の確定申告には、青色申告と白色申告という2種類があります。で、2つの違いは何なの?ってことなんですが、端的に言うと、税制の上で青色申告の方が優遇されます。
どういうことかというと、白色申告には課税所得(売り上げー経費を引いたあとに残る利益のこと。この金額に対して税金がかかってくる。)に対して、控除額がありませんが、青色申告であれば、65万円の控除額が適用されます。(厳密には10万円控除の青色申告もあります。)
どういうことかというと、例えば、500万円の課税所得があった、という場合に、青色申告であれば、500万円ー65万円=435万円に対して税金がかかってきますが、白色だと500万円丸々に税金がかかってきてしまうのです。
なので青色申告でやった方が、税制の上ではかなり有利になります。(だって、何もしなくても課税所得を65万円引いてくれるんですから。)
なので、よほど収益の見込みがない場合を除いては、青色にしておくのが良いのですが、青色申告をする上では、複式簿記で記帳する、とうハードルがあります。
複式簿記って何かっていうと、まぁ、難しいです(アバウト過ぎる笑)
私も個人事業主を初めて、何年か経ってから、控除額が大きいということで、青色申告の複式簿記簿記に自力で挑戦しようと思いましたが、数分で挫折しました笑
くらい、会計のことをしっかり勉強して、しかも実務として慣れていないとなかなかできない。まず、普通の人であれば、迷わず会計ソフトを導入するのが無難です。
逆にいうと、会計ソフトを使えば、初心者であっても、問題無く65万円控除が無条件でもらえる、青色申告は可能です。
青色申告のおすすめ会計ソフト
では、フリーランサーのための青色申告のできる、おすすめの会計ソフトについて紹介していきます。
私も現在、実際に使っているソフトもあるので、これから会計ソフト選びをするという方や、今までの説明を読んで、「青色申告で65万円の控除を受けるぞ!」と思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
弥生青色申告オンライン
まずは、私が現在まで、約6年間お世話になっている弥生の青色オンライン。
ややこしい複式簿記の記帳ですが、「簡単取引」で、簿記のことがほとんど分からなくても直感的に記帳できる(複式簿記の記帳に関しては、入力したデータに従って、ソフトで自動的に作成してくれる。)ので、初心者でも全く問題なく青色申告が可能です。
また、ソフトの使い方はもちろん、仕分けの科目などの税務的な部分も、電話でアドバイスをもらえるサービスがあるので、これははじめは特にとっても重宝すると思います。(私は未だに、確定申告時期になると、サポートへ鬼電しています笑)
サポートのオペレーターの方も、とっても丁寧に対応してくれますし、なかなか伝えにくいことでも、しっかりと電話で伝えて、疑問を解消することができます。
サービスによっては、チャットなどで質問できるところもありますが、やっぱりチャットよりも電話の方が、全然分かりやすいですからね。
電話サポートがあるっていうのは、本当に大事だな、と思います。
また、事業用のクレジットカードや事業用の銀行口座をあらかじめ登録しておくことで、定期的に自動的にデーターを吸い上げて、自動記帳してくれるサービスもあります。
これがほんっとうに楽チン。
今は、ほぼ事業用の経費は事業用のクレジットカードに集約させ、また、事業用の銀行口座と連携させることで、売り上げと経費の流れを、ほぼ自動的に記帳することができてます。(あとは、クレジットカードが使えなかった時に現金で購入したレシートの入力とか、売掛金の入力くらいですね。)
記帳の流れを、ほぼ自動化できるので、これは本当におすすめです。
freee
次に、最近出てきた会計ソフトサービスで、けっこう伸びてきてるのがfreee。
freeeに関しても、私が使っている弥生の青色オンラインとほぼ同じようなサービスを受けることができます。
青色申告の複式簿記もできますし、登録した事業用銀行口座や事業用クレジットカードの数字を自動的に吸い上げてほぼ自動的に記帳することもできます。
あとは、個人で一番高いプランになると電話サポートも受けることができますし、あとは「税務調査サポート」と言って、税務調査が来た時に、弁護士の立ち会い費用を50万円まで補償してくれる、というサービスがついてきます。
これは、弥生の青色申告には無いサービスで、どれくらいの可能性があるかは分かりませんが、確かに急にやってくる税務調査に対してはかなり不安は軽減できるところ。
その分、プレミアムプランは弥生オンラインの電話サポートができるプランよりもけっこうこうがくになっていて、その辺は自分がどこまのサービスを求めるか?どこまで必要なのか?をよく考えて判断していきましょう。(まぁ、これから個人事業主をはじめるという方は、税務調査サポートまではちょっと要らない気がしますけどね。)
確定申告の時短ワザ集
では、最後にいよいよ、確定申告を効率的に進めるための時短技についていくつか紹介していきます。
①会計ソフトを利用する
はい、これは先ほども言いましたが、65万円の青色申告を受けるためには、もはや会計ソフトは必須です。
先ほども2つほど紹介しましたが、どちらでもいいので、(弥生青色申告かfreeeか)とりあえずどちらかを利用しておきましょう。
迷ったら私は弥生の青色申告オンラインの方をおすすめします。電話サポートもあって、料金もよりリーズナブルですし、何より私が6年間使ってきて、使いやすさは実証済み。
対して、税務調査が気になる方は、税務調査サポートのあるfreeeのプレミアムプランを選びましょう。
②経費はできるだけ事業用のクレジットカードを利用する
これも途中で何回か話しましたが、経費はできるだけ事業用のクレジットカードに一元化することで、後の経費入力が非常に楽になります。
会計ソフトの、クレジットカード明細の自動吸い上げ機能を使えば、いちいち手で入力しなくても、自動で数字や仕分けをしてくれたりします。
③レシートはとりあえず台紙に時系列にペタペタ貼って保管
レシートは大切な証明書類。しっかりと保管しておく必要がありますが、そのまま大量のレシートを保管しておくと、収集がつかなくなります。
なので、レシートは1ヶ月に一回、時系列に台帳にペタペタと貼っていってます。
これで、すっきりとレシートを保管できますし、後で確認する時も探しやすいです。
④会計ソフトにクレジットカードと銀行の明細を自動的に吸い上げる設定に
はい、これも何回も言ってますね。
さっき言ったクレジットカードだけでなく、事業用の銀行口座も登録しておくことで、経費と売り上げが同時にほぼ自動で記帳されていくことになります。(一部、仕分けや科目の指定などは必要。)
これを設定しているのといないのとでは、効率が全然違ってくるので、会計ソフトを導入するのと同時に、事業用のクレジットカードと銀行口座を作って、登録しておくのがおすすめです。
⑤仕分けなど分からないことは電話で聞きまくれ
で、次に電話サポートを使い倒すこと。
なんだかんだ言って、電話で直接ソフトの使い方や、税務のことを専門家に聞けるのはかなりの強み。
弥生オンラインならトータルプランから、freeeであれば、プレミアムプランから利用できます。
一点注意点として、確定申告時期はかなーり電話が混み合うので、電話をかけた時点で十人待ち・・とかもあるので、そこは覚悟しておきましょう。
その時に、時間は何か作業をしながら待っていればいいですが、待っている間もずっと電話代はかかってきます。ここがけっこうなネック。。
しかも、スマホや携帯からかけていると、固定電話よりも通話料が割高なので、大分電話代がかさんでしまうことになります。
で、こここで私がやっている裏技をもう一つ。
それは、050plusという、通話アプリを使うこと。これは、NTTがやっている通話サービスで、050から始まる電話番号への電話代が無料になります。(※一部無料にならない場合もあり。)
私が利用している弥生の青色オンラインのお問い合わせ電話番号は050から始まっていて、かつしっかりと050plusからかけると無料になるので、私は毎年この時期になると050plusに登録しています。
で、これ登録月と次月までは無料で利用できますし、最低利用期間などの縛りもないので、確定申告ができてから解約すれば、実質無料で利用できてしまうという・・。
これを、毎年解約しては登録してを繰り返し、無料で利用させて頂いているのはここだけの話笑
かなり、良心的なサービスなので、特に弥生の青色オンラインを利用する場合には、マストで加入しておきましょう。
これから個人事業主を始めるならまずは会計ソフトを導入しよう
ということで、結論です。
はい、まずは確定申告には会計ソフトです。
特に65万円も控除が受けられる青色申告が、ほぼ何も知らない初心者でも直感的な操作とクレジットカード明細や銀行通帳の自動入力(吸い上げ)機能などが使えます。
逆に、会計ソフトが無いと、青色申告の複式簿記なんてまずちょっとハードル高すぎるということだけは、肝に銘じておいて下さい・・。(くれぐれも)
まぁ、個人事業主になったら、しっかりと売り上げを利益を上げていくことがもとめられるので、それ以外の税務なんていうのは、できるだけ時間をかけずに、本業の方にエネルギーと時間を注ぎたいですよね。
なので、税務の部分はサクッと会計ソフトを導入して、しっかり利益が出てきたら、税理士さんに丸投げって感じでもいいと思いますよ。
ということで、今日はこの辺で。
ありがとうございました!