天気の子サブタイトル”Weathering with you”の意味(日本語訳)と深読み考察。

こんにちは、ハルタメです。
今回は私の大好きな映画をテーマに話をしていきたいと思います。

今回のテーマは、映画「天気の子」のタイトルについて。
タイトルっていうともちろん、天気の子なんですが、ノンノンノン。

今日はそっちじゃなくて、英語のサブタイトルの方。

Weathering with you

についてです。

なんかね、これってちょっとどういう意味なのかなって気になりませんか??
まぁ、タイトルが天気の子だからWeather(天気)っていう単語が入れてあるんでしょ?
ってさらっと流す方も多いのかもしれませんけど、この英文ってよくよく見るとおかしいというか、なんか違和感を感じるんですよね。

ということで、この天気の子副題のWeathering with youのどこに違和感をかんじるのか?そして、文章の本当の意味は?というところについて書いていきます。

これを知っていれば、明日会社や学校でプチ雑学として自慢できること間違いなしですよ。

Weatherが「天気」という意味で使われていない

で、まず何も考えずにこの英文を訳して見ようとすると、初っ端からある問題にぶち当たります。
そう、

Weatherが動詞になってる・・・

ということに。

そうなんですよね。
Weatherがing系になっているため、このWeatherは動詞の意味をもってないといけないんですよ。

でもね、Weatherに動詞なんてあったのかと。
率直に疑問に思うわけです。
普通に使う分には9割以上、名詞の天気という意味で使われるような単語なので。。

ということで、まぁ色々ない頭絞って考えてみても仕方がないんで、
とりあえず辞書様を引いて調べてみます。

そうすると、あった!ありましたよ!!

Weatherにも動詞の意味がきちんとありました。
で、その意味ってうのもいくつかありました。

動詞 他動詞
1〈…を〉風雨にあてる,外気にさらす; 干す.
weather wood 木材を外気にあてて干す.
2〈あらし・困難などを〉切り抜ける,しのぐ.
weather a storm 暴風雨を乗り切る; 難局を切り抜ける.
3【地質】〈岩石などを〉風化させる 《★通例受身で用いる》.
The rocks have been weathered by wind and water. その岩は風や水で風化している.
4【航海, 海語】〈船が〉〈…の〉風上を通る.
自動詞
1外気で変化[変色]する,風化する.
2〈木材が〉外気にさらされて乾く.
出典:Weblio|Weather

ということで、こらだけの動詞の意味が見つかりました。
で、一番しっくりくるような意味をみていくと・・・2番目の「(嵐や困難を)切り抜ける、しのぐ」という意味が一番いいんじゃないでしょうか。

これを当てはめて訳してみると、「あなたと一緒に(困難を)切り抜けていきます」みたいな意味になるんですよね。

weathering with you の主体は誰?

で、ここでもう一つ問題。
主語は一体誰なんだ?と。

まぁ、この辺は深く考えるところではないのかもしれませんが、
とりあえず物語の主人公は穂高と陽菜なので、この二人のどちらか、というのが自然ですよね。(※考え方によってはお互いがお互いに言っている、という見方もできますし、それ以外のもっと普遍的な意味=メッセージとしても捉えらえますが、ここではあえてどちらが主語としてしっくり来るかを考えていきます。)

で、この物語を通してみて、このWeatherの動詞である「切り抜ける」という行動をしていたのは一番誰だったのか?というところを考えます。

そうすると、それはやっぱり帆高の方なんですよね。

これは前回のグランドエスケープ考察記事でも書きましたが、陽菜ちゃんに関しては一度人柱となることを受けれいていたわけです。
でも、帆高の方はそれが納得できなかった。
そして、自分の思いや衝動を抑えきれずに、陽菜のところへ行こうとまさしく、色んな困難を乗り越えて、最終的に陽菜を連れ戻すことができたわけです。

なので、帆高が陽菜に向けて投げかけている言葉と捉えるのが自然ですよね。

はい、ということでここまでで大体解説が終わったんですけども、
ここまでのことを書いている他のサイトなんかもたくさんあったんですが、これで終わりではないんです。

ここからが、まだ誰も指摘していないことなんですが、

実は、最後にもう一つ違和感が残る箇所があるんですよね。

weatherの意味「(困難を)切り抜ける」は他動詞の謎

それが、またWeatherの意味に戻ってくるんですが、
さっき訳したWeatherの「切り抜ける」っていうのは他動詞なんですよ。

他動詞って何かを一応簡単に説明しておくと、
目的語を取る動詞ってことです。

例えば、英語でWatchっていうと何かを観察するっていう意味ですが、
何を観察するのか?っていう必ず〜をにあたる目的語いりますよね。
だって、観察するっていっても何を観察するのか分からないんですもの。

逆にWalkは歩くで自動詞です。
自動詞は目的語がなくても動詞単体でも意味が成り立つ動詞。
「私は歩く」で充分意味が通じますよね。
もちろん、どこを〜とかもう少し詳しく説明したいのであれば、目的語単体ではなくin streetという感じで前置詞なんかが必要になってきます。

で、話を元に戻すと、このWeathering の後って目的語をとらずにそのまま前置詞が来てますよね。
ってことは、このWeatheringは他動詞ではなく、自動詞である方が文法的には自然なんです。

で、ここでおいおい待てよ、と。
今度はWeatherの自動詞の意味の方を確認していきます。

ただ、自動詞になってしまうと、どうしてもしっくりくるニュアンスにならないんですよね。
自動詞の中でもあえて言うならこれかな〜っていうのが「風化する」っていう意味なんですが、「あなたと一緒に風化していく」というのは、どれだけ意訳してニュアンスを考えてみてもどうもしっくりこない。(風化を一緒に馴染んで歩んでいく〜とか・・苦しいですね。)

やっぱり、他動詞の「(困難を)切り抜ける」というのが映画の内容的にもいちばんぴったりくるんですね。

なので、やっぱりこのWeatherの意味は「(困難を)乗り越える」という意味で間違いないと思います。

じゃぁ、なぜ他動詞なのに目的語が無いのか?というのが最後の疑問ですよね。

結論から言うと、これは目的語が省略している、ということです。

あるはずの目的語が無いということは、そこには何らかの意図によって省略されている、とみるのが自然でしょう。

で、もし目的語を取ると仮定して、どういう言葉が来る可能性があるのか?というところを考えてみます。

Weathering「(困難を)乗り越える」の目的語ですから、それは乗り越える(もしくは乗り越えた)困難であると考えれます。

先程このサブタイトルの主語は穂高である、ということを言いました。
では、穂高が乗り越えた言ったものは何だったか?

それは、

  • 立ちはだかる大人たち(社会)
  • 陽菜が人柱となってしまう運命
  • 東京が水没してしまう恐怖、不安

色んな意味が考えられます。

そういう色んなものを乗り越えて、それでもあなた(陽菜ちゃん)と一緒にいたいです、という帆高の決意の表れのように私は感じるんですよね。

で、乗り越えるものについてあえて目的語を省略して対象を限定しないことで、色んな意味合いや解釈をこの短い英文の中に新海監督は込めたんじゃ無いでしょうか。

こう考えると、本当にこのサブタイトル一つとっても深いな〜と考えさせられます^^
もう一回みにいきたくなっちゃいましたね(笑)

まとめ

で、最後にWeathering with youをあえて訳してみると、

穂高が陽菜ちゃんに対して「どんなことがあっても、ずっと一緒だから。これからもずっと一緒に色んなことを乗り越えて行こうな」

という感じでしょうか。

はい、ではでは色々と書いてきましたが、
映画のタイトルって2時間くらいのタイトルを一言にぎゅっとまとめたら何?っていうものなので、短い文章の中にぎゅっと莫大なエネルギーが詰められてるんですよね。

しかも、2時間の映画であっても、その撮影や編集、準備や脚本を書いたりする段階まで含めると大勢の方達の莫大な時間と労力がかかってるわけじゃないですか。

やっぱり、タイトル一つで色んなことが語れたりするんですよね。
なので、また機会があればこうやって話題の映画のタイトルを題材に記事を作ってみるのも面白いですね^^

もし、ほかにもこういう映画のタイトルが深い!というものがあったら、ぜひぜひおしえてください^^

それでは、ありがとうございました。

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